糖質ゼロ・低糖・ノンカロリーはよく見るけどどういう事?
こちらのページは糖質ゼロ・低糖・ノンカロリーについてまとめています。糖質ゼロ・低糖・ノンカロリーの基準を知ろう
糖質ゼロやノンカロリーといった言葉や表記は、最近CMや飲料水のパッケージなどでよく見かけるようになりました。健康志向が強くなっていることで意識が高まっていることが要因のひとつだと思います。
ですが、これらの表記の基準を正確にご存知の方は少ないのではないでしょうか。初めに知っておかなければならないこととして、糖質ゼロ、ノンカロリーと書いてあっても、糖分が全くないということではありません。これは案外落とし穴になるので注意しておきましょう。
表記 | 含有量 |
---|---|
糖質ゼロ | 糖質0.5g未満 |
低糖 | 糖質2.5g未満 |
ノンカロリー | 5kcal未満 |
上の表にあるように、一定基準より低ければOKなんです。
板チョコの一粒で約20kcalですからノンカロリーの飲料に含まれるカロリーはごく微量ではありますが、塵も積もれば山となります。4本も飲めば板チョコ一粒分になってしまいます。
そして、こうした表示でも糖質やカロリーが決してゼロではないことを知るのはダイエットをしている方や、糖尿病の治療中の方にとっても大きな意味があるんです。
糖尿病治療に役立てるには?
糖尿病治療をするにあたっては、糖質ゼロやノンカロリーの飲料などは心強い味方にできる可能性が大いにあります。
もちろん、上で書いたようにわずかながらも糖質やカロリーは含まれていますから、過剰に摂取すれば症状を悪化させる危険もあります。そのため、正しい知識のもとで利用することが大切といえるでしょう。
特にアルコールは糖質ゼロのように表示されたものが多くありますが、つまみを一緒に食べたりすると血糖値が上昇しやすくなりますし、糖質の量よりアルコール度数に影響を受けやすいなどの理由から摂取カロリーが高くなりがちです。これは糖質1gあたりのカロリーとアルコール1gあたりのカロリーが異なっているためで、アルコールの方が糖質よりも1gあたりのカロリーは高くなるのです。
しかし、逆に摂取量を正しく理解して用いることができれば消費カロリーに対して適切な栄養を摂ることができるのも、こうした糖質ゼロ系の商品です。例えば空腹を感じたときについお菓子に手を伸ばしそうになっても、ノンカロリーの飲料ならお菓子よりもはるかに低いカロリーで空腹感を耐えることができます。
ここでノンカロリーだからと飲み過ぎては元も子もありませんが、自分が一日に摂取していいカロリーの量を的確に把握した上で利用すれば、血糖値をコントロールするために大きな助けになります。