今話題の甘味料ステビアってどんなもの?
最近ネットで話題になっているけど、甘味料のステビアってそもそも何だろう?思った事はありませんか。食事制限やダイエットをしている方の為に売り出されている低カロリー甘味料は、人口甘味料や植物から抽出した甘味料です。
ここでは、植物甘味料のステビアについてご紹介します。
ステビアは、16世紀頃から南アメリカでハーブとして親しまれてきたキク科の植物です。1970年頃日本に伝わり、液体タイプと粉タイプの甘味料として使われています。鑑賞植物のハーブとしても日本では人気があります。使い方としては、液体タイプは飲み物に入れたり、粉タイプはお菓子に使えます。一般的に使われている砂糖よりも甘さが強いのが特徴です。
カロリーは液体タイプでは100mlあたり9キロカロリーで、一般的なガムシロップは100mlあたり261キロカロリーしますので、比べてみても低カロリーなのが分かります。また、普段私たちが口にする、ポカリスエットなどにもステビアが含まれていたんです。意外にも身近なところにも使われています。
また、ステビアは構造がいくつかあり、市販の物はそれらを混ぜた物が一般的になります。
血糖値を上げない甘味料ステビア!高血糖でも大丈夫?
「糖尿病なのに甘味料を摂取してもいいの?」と思ったことはありませんか?ステビアについて2006年に千葉大学の研究グループが発表したものによると、ステビアは血糖値を下げる働きをするインスリンが正常に働くように改善してくれることが発見されたのです。なので、糖尿病でもステビアを摂取することができます。
ステビアは遺伝的な要因の1型糖尿病の患者さんへの影響は提唱されていませんが、2型糖尿病の患者さんがステビアを摂取し続けることで、血糖値が低下したとの報告があります。また体内で、炭水化物の吸収を抑制したとの報告もあるのです。ステビアは甘味料として使用される葉の部分と治療に用いられる茎の部分があります。インスリンの抵抗性を改善してくれるのは茎の部分です。そのことから、医療機関ではステビアの茎の部分を、食事制限の治療として勧めているところもあります。
ステビアの安全性は?高血糖治療にも使われているって本当?
ステビアは糖尿病の治療に使われているけど安全なの?と心配になります。
ステビアは発がん性や不妊になるのではと疑われてきましたが、WHOや日本政府は安全な甘味料であることを発表しています。安全性を確認するために、日本でも様々な実験を行ってきています。日本政府は実験の結果、発がん性や不妊の原因となることを否定しているのです。
糖尿病の治療には、インスリンの抵抗を改善する茎の部分が用いられます。また、葉の部分の甘味料も一般的な砂糖より血糖値を上昇させないことで、安心して摂取できると手にする方が多くなっています。
しかし、ステビアで糖尿病が完治するわけではありません。医療機関を定期的に受診しステビアは上手に活用していきたいですね。